沈黙の艦隊(3)

独立国家「やまと」を宣言した「シーバット」。
「やまと」はどこの国にも属さない戦闘国家であり、大国に支配されず、国連軍に出来ない軍事行動をとれる国として存在し、地球を一つの国家としようと、艦長・海江田は考えていた。
さらに、海江田は、「やまと」は日本と軍事同盟を結ぶ用意があると明かす。
やまとはたった3分で、米原潜6艦を戦闘不能に陥れ、世界を相手に独立戦争を開始した!米潜水艦隊の包囲網を突破した「シーバット」は、沖縄沖に出現。
そこには、ソ連最強の原子力潜水艦「レッド・スコーピオン」を操るロブコフ大佐が待ち受けていた。
海江田の華麗なる操艦が、世界中を震撼させる!! 一方、米ソの「やまと」攻撃姿勢に対し、日本は戦後はじめて独自の外交姿勢を見せる。
「やまと」擁護の立場を取った日本は、護衛艦隊を送りだす準備を開始した。
独立国「やまと」は、同盟締結のため日本へ向かう。
日本政府は、「シーバット」追撃のため沖縄沖に集結した米・ソ両超大国の太平洋艦隊から「シーバット」を擁護するため、海上自衛隊第2護衛艦隊の出動を決定。
沖縄沖で、日米ソは「やまと」を中心に一触即発状態に突入!! 「世界最強の戦闘国家」を標榜する「やまと」は、戦って勝つことにより、自らの目的を明らかにしようとしていた。
「やまと」の出現で、米ソによって作られた世界のパワーバランスは、崩壊しつつあった。
「やまと」の処分をめぐり対立する日米両政府は、ハワイにおいて首脳会談を設ける。
しかし交渉は難航、首脳会談の収拾がつかぬまま、米第3艦隊は同盟国である日本の護衛艦隊に対しミサイル攻撃を開始。
一方、ソ連艦隊と交戦中の「やまと」は、ソ連空母「ミンスク」直下でソ連潜水艦隊に包囲されていた。
「やまと」は、世界に新しい軍事バランスを生みだそうとしていた。
対立する日米首脳会談の席上、米大統領ニコラス・J・ベネットは日本政府に対し、日本再占領を通告し、交渉は決裂。
日本政府は国連への働きかけを開始する。
一方、日・米・ソ三国の艦隊が対峙する沖縄沖では、ソ連潜水艦隊の包囲網を突破した「やまと」が米第3艦隊との総力戦に突入し、米空母「ミッドウエー」に向け、魚雷を発射した。
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